2020年12月から2022年12月に、オラデオ®による治療を開始した米国のHAE患者309例
(Komodo社のHealthcare Map診療報酬請求データを用いて特定)
除外基準:12歳未満。登録資格開始日からオラデオ®投与開始日までにHAEの診断が未実施、HAEの治療薬の投薬なし、或いは補体の機能試験が未実施。医療保険及び薬剤保険の継続加入が6ヵ月未満。
全原因、血管性浮腫関連及びHAE発作関連の人年当たり受診率を調査対象期間前後で比較
調査対象は、オラデオ®治療を開始し、継続登録開始日以前にHAEの症状が確認され、選択基準をすべて満たし除外基準のいずれにも該当しない260名の患者で構成された。オラデオ®投与開始時の平均年齢(中央値)は39.7(40)歳で74.2%が女性であった。68.1%の患者が基準日にアレルギー/免疫専門医の診察を受けていた。
a 開始時の評価。
b 「その他」の保険タイプには、小児健康保険、自己保険、および患者の複数プランを含む。
c 医師の専門分野は、調査対象のオラデオ®の処方医の専門分野として特定された。その他の医師の専門分野には小児呼吸器、内分泌、糖尿病、代謝が含まれる。医師の専門分野が不明であった患者のうち、処方日の3日前までに救急科を受診した患者はいなかった。
患者の45.8%が、ベースライン期間中にHAEの適応症を有しない血管性浮腫関連薬剤が投与され、その中には糖質コルチコイド(31.5%)、抗ヒスタミン薬(19.2%)、エピネフリン(18.5%)が含まれていた。
a オラデオ®投与開始前の6か月間のベースライン期間中に評価。
b 頻度の高い合併症上位5項目。
DSM-V:=精神障害の診断と統計マニュアル 第5版、HAE:=遺伝性血管性浮腫、MGUS=意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症、Quan-CCI=クアン・チャールソン合併症指数
オラデオ®投与開始後の全原因、血管性浮腫関連、およびHAE発作関連の医療資源利用状況
オラデオ®投与開始後、全原因による医療資源利用(HRU)は有意に減少した。全原因による入院率は34%減少し、外来/救急外来受診率は14%減少した。
オラデオ®投与開始後のオンデマンド治療薬使用状況:
全対象集団およびオラデオによる治療開始以前にオンデマンド治療薬使用経験を有する患者
オラデオ®投与開始後、全患者においてオンデマンド治療薬投与率は有意な低下を示した。(1.17回/年から0.87回/年へ。 減少率32%)
米国におけるHAE患者において、オラデオ®投与開始後、全原因、血管性浮腫関連及びHAE発作関連の受診・入院率が有意に低下し、この結果は過去に長期予防治療を受けた経験の有無を問わず一貫していた。さらに外来受診率および救急外来受診率の低下は、オンデマンド治療薬使用の減少と関連していた。これらのことから、オラデオ®による長期予防治療は、医療資源利用の減少を通じて、HAE患者及び医療システム全体に臨床的利益をもたらすことが示唆される。
注)本邦承認外規格。本剤の承認規格はオラデオ®150mg
【オラデオ®の本邦における用法及び用量】
通常、成人及び12歳以上の小児には、ベロトラルスタットとして150mg(1カプセル)を1日1回経口投与する。